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Introduction

銀剣のステラナイツは、2019年9月20日に発売されたファンタジーTRPGです。TRPGとは、自分だけのキャラクターで冒険するアナログゲームの一種です。TRPGのプレイヤーは、ゲームマスターが用意したシナリオの展開を、全員で協力して解決に導きます。サイコロを振って敵と戦ったり、プレイヤー同士協力したり、キャラクターのかけあいを純粋に楽しんだりしながら即興でストーリーを進行し、ゲームが終わるころには自分たちだけの宝物のような素敵な物語が完成するのです。


 瀧里フユ氏は、TRPGを盛り上げる“ロールプレイ”――特に「キャラクター同士の関係性」に着目し、銀剣のステラナイツを「超ロールプレイ重視システム」としてデザインしました。ゲーム進行は「日常パート」と「戦闘パート」にわかれ、日常パートでは「会話劇」を、戦闘では「スリル」や敵の動きを先読みし仲間と連携する「戦略性」が楽しめます。特筆すべきは“エモい”ロールプレイをしたプレイヤーや応援したいプレイヤーに支援リソース「ブーケ」を渡すルールで、TRPGファンの間で仲間を賞賛する言葉として「ブーケ投げます」が流行るなど、システムの存在を一躍有名にしました。初心者にもわかりやすい親切なTRPGシステムとして多くのファンに愛され続け、舞台が上演される2023年9月にちょうど5周年を迎えます。


朔望のトライユニオンについて

 本公演は、朗読劇『朔望のトライユニオン』の本格舞台化再演です。朗読劇は、TRPGを知らない方も楽しめる「銀剣のステラナイツ」紹介劇として、2022年2月27日「TRPGシナリオ即売会」イベント内で上演されました。ご好評をいただいた魅力的な3組のペアと王道ストーリーはそのままに、半年をかけてすばらしい非日常空間を築いて参ります。たくさんのお客様の心にブーケをお届けできるよう、文化ジャンクションであるTRPGと演劇の世界を繋ぐ交差点、さしずめ階層と階層を繋ぐエレベーターのごとく、皆様を異世界アーセルトレイへお連れします。ご期待ください。

本公演は『銀剣のステラナイツ』著者・瀧里フユ氏監修・協力のもと上演される舞台です。

原作 『銀剣のステラナイツ』瀧里フユ 富士見書房/KADOKAWA
(C)Fuyu Takizato / Draconian